筑波山には、ガマ石以外にも多くの奇岩・怪石が点在しています。それぞれの由来や言い伝えなどを楽しみながらの登山も魅力のひとつです。

弁慶七戻り

高天原

母の胎内くぐり

読み:べんけいななもどり
頭上の岩が今にも落ちそうで、弁慶も七戻りしたといわれている石。聖と俗を分ける門だともいわれています。

読み:たかまがはら
高天原とは「神様の世界」のこと。天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る稲村神社があります。

読み:ははのたいないくぐり
岩を抜けることで、生まれた姿に立ち返ることを意味しているといわれています。

陰陽石

国割り石

出船入船

読み:いんようせき
陰と陽、相反する二つの巨大な岩が寄り添うようにそびえ立っています。

読み:くにわりいし
太古の昔、集まった神々がこの石の上に線を引き、それぞれの行くべき地方を割りふったといわれています。

読み:でふねいりふね
石の姿がまるで出てゆく船と入ってくる船が並んでいるように見えることから、船玉神を祀っています。

裏面大黒

北斗岩

屏風岩

読み:りめんだいこく
その名のとおり、大黒様が大きな袋を背負っている姿を後ろから見ているように見える岩です。

読み:ほくといわ
天空に輝く北斗星のように、決して動かないことを意味しているといわれ、空に向かってそびえ立っています。

読み:びょうぶいわ
まるで屏風のように見えることから名付けられました。素箋鳴尊(すさのおのみこと)を祀っています。

大仏岩

ガマ石

セキレイ石

読み:だいぶついわ
大仏のように見えるこの巨岩は、高さなんと15m。女体山頂近くにそびえ立っています。

読み:がまいし
その昔、永井兵助が「ガマの油売り口上」を考え出した場所といわれていることからこの名がつきました。

読み:せきれいいし
この石の上に鶺鴒(せきれい)という鳥が止まり、男女の道を教えたという言い伝えがあります。

立身石

御海

白蛇弁天

読み:りっしんせき
間宮林蔵が少年時代にこの場所で立身出世を祈願したとも、親鸞聖人が餓鬼を救済した場所とも言われています。

読み:みうみ
親鸞聖人が餓鬼救済に使ったと言われる霊水で、万病に効くといわれています。

読み:はくじゃべんてん
白い蛇が住んでいるといわれ、この白蛇を見ると財をなすといわれています。

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